シンプル&ベーシックな装いが増える春夏シーズンは、バッグで遊び心をとりいれると、いつものコーディネートがぐっと旬らしく引き立ちます。素材にこだわるエーテルだからこそ、ずっと作りたかった念願のかごバッグをお仕立てしました。日々の装いをアップデートしてくれる、かごバックと一緒にお出かけしませんか。

シンプルな服を、センス良くオシャレに見せる。そんなかごバッグを作りたくて。しっかりと硬めの籐素材は、街でも浮かないほどよいヌケ感を。 ハリとツヤのある姫路レザーの部分使いで高級感を。 たっぷりと使ったナチュラルな生成りのリネンは、肌触りもよく涼しげな雰囲気に見せてくれます。

3つ天然素材のコンビネーションで生まれた、大人のためのかごバッグ。カジュアルさの中に、洗練された雰囲気を感じられるのは素材一つ一つのクオリティと、絶妙なコンビネーションによるものです。

東南アジアの一部にしか生息しない、ラタン（熱帯雨林地域のジャングルに自生するヤシ科の植物）の一種アラログ。 軽さと柔らかさ、さらに強度も持ち合わせた素材です。アラログはラタンの中でも特に強度があるため、手作業でしか編めません。アンティークな風合いは使うほどに増していき、また染色など加工を施していないから、一つ一つ表情が違うのです。

味のあるレザーを求めて、行き着いたのは姫路レザーでした。タンニンなめしでじっくりと染めた革だから、透明感を感じさせる深い色味がとても綺麗！そして、薄めの皮を漉かずに二枚の貼り合わせで仕立て、しっかりと強度と厚みを出しました。 さらにオイルを含ませる加工を施したから、使うほどさらにツヤが増していきます。

内装には、世界中で高い評価を受けるリネン糸の老舗、ハードマン社製のリネンを贅沢に。【リネン＝麻】というイメージがありますが、このハードマンズリネンは麻袋や麻縄の素材となるヘンプ（大麻）やラミー（苧麻） ではなく、亜麻科のフラックスと継承された伝統あるアイリッシュリネンの紡績技術によって作られた生地なのです。吸湿・速乾・通気性に優れ、高温多湿な日本の夏に最適な素材です。使うほどに手に、体になじんでゆく生地の耐久性、そしてリネン独自のさらりとした清涼感が特徴です。

かごバックは、入りそうに見えて中身があまり入らないものもありますよね。これはマチを約17cmも設けたので、お出かけに持っていきたいペットボトルや本、大きめのメイクポーチや長財布まで、たっぷり収納できます。これだけ入っても、リネンのリボンをキュッと結べば、中身が見えないのも嬉しいポイント。