みなさん、こんにちは。
先日、東京では3年ぶりに木枯らし1号が観測されたそうです。色づいた街路樹の葉がはらはらと舞うと、“北風~小僧のカンタロ~♪”がリフレイン……そんな今日この頃です。みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
さて本日は、“旬の花と、花言葉”11月篇をお届けいたします。
今回は、晩秋の景色をつくる“実もの”を選びました。この時期、お花屋さんにはいろいろな種類のかわいい“実もの”が並びます。
今回、エーテルが選んだのは、とってもフェミニンで愛らしい真っ白い実。アレンジメントも趣向を変えていますので、どうぞ最後までお付き合いください。
もちろん、今月も素敵なミニブーケのプレゼントがありますよ!
雪景色を想わせる「スノーベリー」
今回ご紹介するお花「シンフォリカルポス」は、初夏にスズランのような小さな花が咲き、秋になると真っ白なかわいい実をつけます。数珠つなぎにギュッと密集して実る姿から、ギリシャ語で「房状になっている果実」を意味する名前がつけられました。
英名は「スノーベリー」、和名は「雪晃木(セッコウボク)」。和名の雪晃木は、“雪が太陽の光でキラキラと輝く様子”というようなイメージでしょうか。どちらも真っ白な実を雪に見立てた美しい名前ですよね。シラタマノキ、シラタマヒョウタンボクという別名で呼ばれることもあるそうです。
花言葉は「いつまでも献身的に」
「シンフォリカルポス」の花言葉は『いつまでも献身的に』。
とても控えめで優しい花言葉がつけられています。純白の実のように汚れのない真っ白な心を持つ人。いつもそっと側にいてくれる、そんな身近にいる大切な人へ贈りたくなるお花ですよね。
「シンフォリカルポス」の実は観賞用で、残念ながら鳥たちにとっては美味しくないんだとか。いつまでも美しく咲いていたいという植物の意思なのかもしれませんね。
ロマンチックなフラワーアクセサリー
「かわいい真っ白い実のシンフォリカルポスは、アレンジメントやブーケによく使います。水が少し下がりやすいのでプレゼントにするならその日のうちに」。そう、教えてくれたのは「ハナと枝」のフローリスト上田みどりさん。
この連載では、みどりさんの抜群のセンスで季節の花のブーケをお願いしていますが、今回はいつもと趣向を変えて「シンフォリカルポス」を使ったフラワーアクセサリーを作ってもらいました。
「シンフォリカルポス」の魅力は、真珠のように上品で愛らしい純白の実。唯一無二の存在感で、ブライダルブーケの花材としても人気が高いのだそうです。
ハレの日でもなければ、生花の花飾りを身につけることも少ないのですが、こうしてオーダーしてみるとなんと可愛いことでしょう。子どものころに野花でつくった花冠を思い出します。
ブライダルほどのお祝いでなくても、ブーケの代わりに花飾りをプレゼントしても素敵ですよね。主役が映えるロマンチックなフラワーアクセサリー。瑞々しさを保てる時間は短いですが、お祝いの時間を、相手を、大切に想う気持ちがギュッと詰まっているようで花言葉にも通じるものがあります。
新しいフワラーギフトとしておすすめです。実ものが多彩で美しいこの季節だからこそのお花の楽しみ方かもしれません。
今月も、ミニブーケをプレゼント!
「秋は、実ものはもちろんですが春先の花も出回りはじめます。今は花の種類がとても豊富。暑い季節に比べて花たちも イキイキとして綺麗ですよ。」と、“ハナと枝”のみどりさん。
この連載では、毎月1名様に季節のミニブーケをプレゼントしています!
旬のお花を教えてくれる「ハナと枝」のみどりさんに、瑞々しい旬のお花を選んでもらいますので、どんなブーケが届くかお楽しみに!みなさんの元へ、美しい季節を連れてきてくれるはずです。ぜひご応募くださいね!
※こちらの応募キャンペーンは終了いたしました。ご応募ありがとうございました。当選者の方には、後日ご記入いただいたメールにご連絡させていただきます。
応募締切:11月24日(火)まで
※メールフィルタをご利用されている場合は、[aet.jp]ドメインからのメールを受信できるように設定してください。
【シンフォリカルポス】
学名:Symphoricarpos albus
分類:スイカズラ科シンフォリカルポス属
原産地:北アメリカ
別名:スノーベリー・セッコウボク(雪晃木)
開花期:秋~冬
花もち:10日程度 (水上げが悪いと葉や実がしわっとなりやすいです)
誕生花:9/6 10/23 10/25