日本の秋色、伝統色|AETHER花便り

エーテルの秋色レザーアイテム

エーテルの秋色レザーアイテム

みなさん、こんにちは。エーテルスタッフの真田です。

9月に入りましたね。8月8日に立秋を迎え、暦の上では秋が始まっています。
道端の花々も徐々に秋の気配が感じられ、家の周りでは、黄色の小花を傘状につける女郎花(オミナエシ)が咲き出しました。

まだまだ暑い日が続きますが、少しづつ変わっていく季節に向けて、本日は日本ならではの「秋色」をご紹介します。


日本人特有の四季の色

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日本には豊かな自然と四季があり、日本人は自然と密着して生きてきました。その生活から、日本人特有の色彩感覚に基づく伝統色が千種類以上も生まれたと言われています。

日本人が古くから自然の色の微妙な違いを見分け、楽しんでいたことが感じ取れるように、伝統色には植物や自然現象から生まれたものが多くあります。
日本の伝統色の色合いはどれも味わい深く、色を示す表現や由来も趣深いです。多彩な伝統色は、染織や工芸品などの身近なものとして暮らしのなかで活かされ、日本の文化を彩ってきました。

本日は「秋色(しゅうしょく):秋の景色。秋の気配。秋らしい趣」にフォーカスし、秋にはどんな伝統色があるのか、代表的な色と色名の持つ意味をご紹介します。


秋の彩り

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紅葉色(もみじいろ)
紅葉は植物学的には楓(かえで)の葉色を表現した言葉です。「もみじ」とは木の葉が色づくことをいいますが、もともとは草木染めで色を出すときに揉み出すことが語源になっています。赤くなることを紅葉(こうよう)、黄色くなることも黄葉(こうよう)といい、いずれも「もみじ」とも読みます。奈良時代の『万葉集』では「黄葉」と詠まれ、平安時代の『古今和歌集』では紅葉とされるなど、その色合いも時代とともに変化しました。

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紅葉色は伝統的な祝い事でも使われるおめでたい色。還暦祝いのギフトや、感謝の気持ちを贈る節目の日にふさわしい色です。

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白菊色(しらぎくいろ)
日本では黄菊より白菊が広く愛され、和歌にも多く詠まれました。着物においては、四季の移り変わりを表す日本ならではの配色方法である襲色目(かさねいろめ:主に衣の表地と裏地の配色)が用いられてきました。気品のある白菊を思わせる色目は、表地の白で花を、裏地の萌黄で葉の色を表したりします。

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白菊色はどんなファッションにも合わせやすく、毎日のワードローブに入れておくと大変便利です。

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茜色(あかねいろ)
名前の由来は、山野に自生する蔓草の茜の根を染料としたことから。アカネは根にアリザリン(透明水彩絵具に比べ顔料分が多く、色が透けにくい)成分を含み、世界でも古代から利用された歴史の古い染料植物です。薬用植物でもあるであるアカネは、生で用いると活血(血の流れを良くする)作用が強く、炭にすると止血作用が強いことから、人々の生活に役立てられてきました。

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鮮やかな茜色アイテムは、シックな装いにもぴったり。ベイビーやベージュに合わせれば、差し色として重宝します◎

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尾花色(おばないろ)
薄(すすき)の穂のように、オレンジのような黄色のような淡い色。秋にススキの先端に吹く花穂(かすい)は、動物の尾に似ていることから「尾花」と呼ばれています。 青空に映えるすすき草原は、9月下旬〜11月上旬が見頃。早めの時期は銀色にキラキラと輝く穂が美しく、秋が深まるにつれて穂が開き、淡い金色の草原へと変わっていきます。

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尾花色はカジュアルにもフォーマルにも、どんなシーンでも合う、大人にとって使いやすい色です。

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紫苑色(しおんいろ)
美しい薄紫の紫苑の花に由来します。紫苑はキク科シオン属の多年草で、古名を「のし」といい、平安時代には「しおに」とも呼ばれていました。『枕草子』や『源氏物語』にも登場するなど、古くから愛されていたようです。秋になると咲く紫苑の花のように、幻想的で儚げな色が多くの人を魅了します。

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少し赤みがかった紫苑色は高級感があるため、古希のお祝いや、目上の方への贈り物にもおすすめです。

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桔梗色(ききょういろ)
秋の七草の一つで、晩夏から早秋にかけて花を咲かせる桔梗のような青紫色です。 平安時代から続く伝統色で、秋に着る服の色として親しまれていました。「紫がかった青色」「うすい藍色」などとも言われる幻想的なこの色は、明治時代に文豪たちに愛されました。宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』などの作品で、たびたび空を形容する表現に用いられています。

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青味がかった紫の桔梗色は、気持ちを落ち着かせてくれる心理効果があります。ただ爽やかなだけではなく高級感や上品さも持ち合わせます。

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淡黄蘗(うすきはだ)
黄蘗染めの薄い色で明るく淡い黄色のことです。日本全土に自生し、樹皮をはぐと黄色の内皮があらわれる、ミカン科の「黄蘗」から染められた黄蘗色をさらに淡くしています。日本の代表的な黄染の染料である黄蘗の樹皮は「おうばく」とも呼ばれ、古くから染料や腹痛に効く漢方薬としても用いられてきました。

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柔らかい色味の淡黄蘗は、空間を明るくさせる心理効果があります。派手すぎず使いやすい色です。

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日本ならではの生活と色を楽しむ

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さて、本日は伝統的な秋色をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
こうして日本の伝統色を見ていくと、古くから植物が染色や工芸品、また薬用としても人々の生活を支えてきたのだなと感じます。

これから気温が下がり始めると、黄蘗や茜色、紅葉色のグラデーションが街を染めて、美しい季節がやってきますね。
様々な色彩に染まった落ち葉を押し葉にして栞として使えば、読書の秋を大いに楽しめるな〜と思ったり。
松茸や栗ご飯、モンブランなどのスイーツなど、季節の美味しいものも増えてきますから、楽しみが盛りだくさんですね。

紅葉を見ながら、季節の食を楽しんだり、虫の音に癒されたり、そんな季節の美しい変化に、私たちも感性を磨き、またエーテルらしい製品を生み出していきたいと思います。

それでは、みなさんも素敵な秋をお過ごしください!

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季節のうつろい 二十四節気『処暑』

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