みなさんこんにちは。エーテル企画担当の小松です。
前回のコラムで、ハンギング法でのドライフラワーの作り方をお話ししましたが、そのドライフラワーを使って、今回は簡単でおしゃれなシーリングワックススタンプの作り方をご紹介します。
手紙を書く時や、プレゼントを送る時にこのスタンプを添えるだけで、格段に可愛いおしゃれな仕上がりになりますよ!
目次
シーリングワックススタンプとは
シーリングワックスとは、手紙を送るときの封印のために使われていたもの。中世ヨーロッパが起源で、日本語では「封蝋」とも呼ばれています。封蝋と呼ぶのは、昔は現代のように封筒にシールを貼るのではなく、蝋を使っていたためです。手紙の封をしっかり閉じる効果があるため、宛先以外の他の誰かが開けるとすぐにバレてしまいます。そのため封筒がシーリングワックスでしっかり閉じられていれば、その手紙は誰にも触られていない、信用できるものと考えられていました。
シーリングワックススタンプの作り方
100円均一などにも売っているグルーガンを使うやり方などもありますが、今回はより綺麗に作れる、ロウソクで溶かす方法で作ってみました。シーリングワックス(封蝋)は、通常は長細い状態で販売されていることがほとんど。火で引火させながら少しずつ溶かしていきます。少量ずつポタポタと落ちてくるので、慣れるまで綺麗に形作るのがなかなか難しい・・。なので今回はより綺麗に、簡単に作れる、シーリングワックスを7㎜角に切って溶かして使う方法をご紹介します。
作り方①ドライフラワーを配置する
好きなドライフラワーを選びます。茎を長めに切って、茎にスタンプするとやりやすいですよ。
作り方②シーリングワックスの色を決める
もちろん1色でも可愛いですが、今回はよりオシャレに見えるマーブルカラーに挑戦します。色選びに迷ったら、花の色と同系色のシーリングワックスを選ぶと◎。スタンプの大きさにもよりますが、ワックスを多めに使った方が失敗しません。今回は、直径2㎝のスタンプに対して、7㎜角のシーリングワックスを3つ使いました。
作り方③シーリングワックスを溶かす
スプーンに入れたシーリングワックスを、ロウソクの火で溶かしていきます。熱しすぎると煙くなってくるので、トロッとしてワックスの形状がなくなってきたら合図です。
作り方④シーリングスタンプを押す
溶けたシーリングワックスをドライフラワーの茎部分に垂らします。その上からスタンプを押します。ズレないように注意!触れられるくらい冷たく乾くまでスタンプを押したまま(手は離して大丈夫)2分ほど待ちます。
完成!
こうしてできたシーリングワックス。お手紙に添えるのはもちろん、プレゼントや結婚式の引き出物にも喜ばれます。
特別な記念日には、とっておきの花言葉のドライフラワーを添えてプレゼント・・なんていうのもロマンチックで素敵ですね。
この記事を読んだ方におすすめの記事・特集
エーテルが創業から大切にしてきた花というモチーフ。「いろんな花を、一枚の革の上で本物のブーケのように仕立てたい・・」 途方もなく思えたその夢が、やっと叶い製品化できた、押し花レザー。本物の花を閉じ込めたその革は、ここでしか出会えない特別なもの。