みなさん、こんにちは。
9月も半ば、明け方や夕暮れには少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。暦の上ではすでに秋。もうすぐ一年で一番美しい満月が昇る「中秋の名月」十五夜がやってきます。
2021年の中秋の名月は9月21日(火)です。しかも今年は8年ぶりにまん丸の満月になる貴重な日。中秋の名月っていつも満月でしょ?と思うところですが、月の満ち欠けのサイクルや軌道のズレから実は微妙に欠けているんだとか。
それが、今年はぴったり満月の夜と重なります。さらに、縁起の良い日とされる「一粒万倍日」とも重なる特別な一日なんです。本日は、美しい月にまつわるコラムとラッキーな日にオススメの小物をご紹介いたします。どうぞ最後までお付き合いください。
月夜に照らされる花たち
“月花(つきはな)”という言葉をご存知でしょうか。月や花に代表される風雅なモノやコト、または、愛でることの例えとして古くから和歌に使われてきた言葉です。
太陽に向かって咲くエネルギッシュな花の姿にはいつも元気をもらいますが、月夜の花もまた魅力的。満月の光に照らされ暗闇に浮かび上がる花たちは、青みを帯びてとても妖艶です。
満ち欠けをしながら日々変化する月と同じように、花にもさまざまな顔がある。はるか昔から、月と花が同じように趣があるものとして愛されてきた理由がわかる気がします。
暦がそうであるように、私たちは常に月を身近に感じながら暮らしています。月の満ち欠けは、私たちの体調にも関係していると言われますが、植物の成長にも当然影響があります。月のリズムに合わせて行う農法もあるのだとか。
ひと晩しか咲かないことで有名な花「月下美人」のように、やはり夜に咲く花は神秘的ですよね。月下美人はジャスミンに似た強い香りを放つことでも有名です。メキシコが原産の「チューベローズ」も昼よりも夜に濃厚な香りを放つことで知られている花です。
このチューベローズの和名は「月下香」。月下美人に月下香。どちらにも月が入るように、いい香りには美しい月夜の景色を合わせたくなるのでしょうね。チューベローズの甘い香りは香水の原料にもなっています。
満月の下、クレオパトラのように月光浴を楽しみながら、いい香りを纏って過ごしてみるのもいいですよね。
幸せがふくらむ日“一粒万倍日”
冒頭でもお伝えしたように、今年の中秋の名月にはもうひとつラッキーな日が重なっています。それが“一粒万倍日”。「ひと粒の籾(もみ)が育って万倍にも実り稲穂になる」という意味があるんだそうです。
昔から伝えられてきた吉日のひとつですが、わずかなことでも何倍にも大きく成長する、何かをはじめるには持ってこいの縁起の良い日とされています。もうご存知の方も多いですよね。
最近では、お財布を新しくしたり宝くじを購入したりと、金運に関わる日としても知られるようになっています。もちろん、占いのひとつのようなものですのでどうぞお気軽に。
新しいお財布が気になっている方は、ぜひ、お日柄のいい日に選んでみてくださいね。エーテルのオススメ、ご紹介しますね。
せっかく縁起の良い日に合わせてご紹介するならば、さらにもう少し縁起を担いでみようかと思います。生き物の生命力がモノに宿るという風水の考え方が元になり、本革でつくられたものには金運や運気を上げる効果があるのだとか。
本革で丁寧につくられているエーテルのアイテムならばバッチリですね。素材の次は、色。ご自分のラッキカラーを選ぶのも素敵ですし、ここはとことん縁起でいこう!と、初めての色に挑戦しても良いかもしれません。
●まずは、バラをモチーフにした“シュクレ”からは“イエローベージュ”を。ゴールドに輝くグリッター加工は、まさにお金を引き寄せる金運の色。イエローもベージュも、お金を呼び込み育てる力があるのだそう。金運に強いとされるカラーが3つも重なったパワーアイテムです。
●次は、カーフレザーの毛並みが美しい“アリュール”から“アイシーブルー”と“サクラピンク”のニュアンスカラー2色を。ブルー系はお金の流れが良くなる、ピンク系は良縁で金運が上がると言われています。また、風水ではお札を折らない長財布は金運が上がるとされています。
●最後は、月夜に輝く花を思わせる“マルグリート”から“イエロー”を。ゴールドと並んで金運アップの色とされるイエローのお財布は、お金の循環が良くなると言われています。モチーフのマーガレットの花は春のお花ですが、秋に咲く菊のようでもあります。まさに中秋の名月に似合う、今いちばんオススメのお財布です。
月に癒される素敵な夜を
四季の季語の中でも、春の花に対するのは秋の月だと言われています。和歌の世界では月といえば秋をイメージさせるというくらい、やはり空気が澄んだ秋には美しい月が似合うということなんですね。
名月(十五夜)の他にも、初月、三日月、待宵や十六夜など、月の形状に合わせて美しい呼び名がある日本。これは、日本だけのとても風情のある文化です。そんなことを想い浮かべながら、どうぞ秋の夜を過ごしていただけたら嬉しいです。
どうぞ、良いお天気に恵まれますように。