先日、陶芸家の友人が主催している、陶芸教室に行ったときの話です。

ろくろを回して茶碗をふたつ作りました。
茶碗の形を作る前に、まず菊練りをし、そこからろくろに土を置いて、押したり伸ばしたりして土台を作るのですが、土が生き物みたいに友人の手と一体化して変形していきます。友人はいとも簡単にやるのですが、私がやると土は言うことを聞かず、全然伸びてくれなかったり、ぐねっと曲がったり、、。

なんで~?と聞くと、友人は「土も生きてるからね~」と。なんだか革と似ているな、と思いました。

心を入れ替え、土への敬意を払って、土の気持ちを想像しながらやり直したら、すんなりいきました。嘘みたいな本当の話です。

いい茶碗は、作家の日々の努力と、愛から生まれるんですね。鞄と一緒。革も土も、天気や触る人によって気分が変わる。私達と同じように、毎日生きています。