みなさん、こんにちは。
12月も半ばを過ぎました。クリスマスから大晦日までは、仕事でも家庭でも、わずかな時間の中にやることがたくさんありますよね。
部屋のすみずみまで大掃除をしたり、新年を迎える準備をしたりしているうちに、ふ〜っと心が整っていく。とても気忙しい反面、不思議と好きな時間です。
さて、本日の旬の花と、花言葉は、一年のスタートに気持ちを盛り上げてくれる縁起のいい赤い花を集めてみました。お正月の花飾りの参考にしていただけたら嬉しいです。
今年最後の季節のブーケプレゼントもございます。どうぞ最後までお付き合いください。
“福をなす”縁起のいい“ナンテン”
新年の花飾りに欠かせない枝ものといえば、葡萄の房のように真っ赤な実をつける“ナンテン”。“難を転じる”という語呂の良さから、縁起のいい植物としてお正月に飾られてきました。
日本への伝来は平安時代。原産国の中国では、“南天燭”や“南天竹”と呼ばれていました。日本名のナンテンは簡略化された呼び方なんですね。
江戸時代には、厄除けや火災除けに庭や玄関に植える植物として人気に。また、ナンテンの葉や赤い実には咳を鎮める効果があることから生薬としても用いられています。ナンテンのど飴は有名ですよね。
ナンテンの花言葉は、『福をなす』『よい家庭』。
まさに、新しい年のはじまりにぴったりの花言葉ですね。たわわに実る真っ赤な実を見ているだけで、めでたい気持ちになるものです。
また、実だけでなく、葉がだんだんと赤く染まる様子から、こんな情熱的な花言葉も持っています。
『わたしの愛は増すばかり』
ナンテンの古風なイメージが一転。縁起もよくて情熱的。今回のアレンジのように西洋の花たちと合わせたブーケにすれば素敵な贈り物にもなりますよね。
ポジティブに“赤い花”を集めて
このコンテンツ“旬の花と、花言葉”では、「ハナと枝」のフローリストみどりさんに、いつも美しい花をセレクトしていただいています。今回は、ナンテンに合わせてポジティブな赤い花をアレンジしてもらいました。
花びらが幾重にもなる“ラナンキュラス”はとても華やか。光の加減によってブラウンを感じるとても大人な赤ですよね。花びらの質感がシルクのように光沢する上品な表情も魅力的です。
ラナンキュラスの花言葉は『魅力的』。
赤い花は『あなたは魅力に満ちている』という花言葉を持っています。
自分へのエールに、新年の贈り物にもおすすめのお花です。
さらに、“ヴィンテージレッド”と名付けられた大輪の“ダリア”に、“チスパ”という名の美しいマムをアレンジ。それぞれ独特の赤い色を放つ美しい花たちに魅せられてしまいます。
赤は、太陽の色。生命力が溢れる色、愛の色でもあります。
行動力や積極性を連想させる色だとも言われていますから、新しい年をアグレッシブに迎えたいなと思う人にはおすすめのカラーです。
お正月の花というと松や菊といったアレンジが一般的ですが、今回は和と洋をミックスしたとてもモダンなアレンジに仕上げてもらいました。
お気に入りの花を選んで色で遊んでみるというのもおすすめです。ナンテンを加えるだけでぐっとお正月の雰囲気になりますから、ぜひ自分流にアレンジして新年の花飾りを活けてみてくださいね。
季節のミニブーケをプレゼントします！
この連載では、毎回季節のミニブーケをプレゼントしています。今年も一年、たくさんのお客さまにご応募いただきました！コンテンツのご購読ありがとうございます！
いつも素晴らしい旬のお花を教えてくれる「ハナと枝」のみどりさんに、素敵なアレンジメントをつくっていただきますので、どんなブーケが届くのかお楽しみに！
エーテルから今年最後のブーケプレゼント。ぜひご応募くださいね！
※今月の応募キャンペーンは締め切らせていただきました。ご参加ありがとうございました。当選者の方には、ご記入いただいたメールアドレスに後日ご連絡させていただきます。メールフィルタをご利用されている場合は、[aet.jp]ドメインからのメールを受信できるように設定してください。
【ナンテン】
学名：Nandina domestica
分類：メギ科ナンテン属
原産地：中国、日本、東南アジア
別名：ナンテンチク（南天竹）、ナンテンショク（南天燭）、ナルテン（成天）
結実期：11月～1月
誕生花：1/9、12/8、12/29
花もち：1週間
