皆さま、こんにちは。 エーテルスタッフの遊佐です。
1月も下旬になり、寒さが厳しい毎日ですね。それでも、花屋に並びはじめた可愛らしい色のスイートピーやチューリップを見ると、どんなに寒くても必ず春は巡り来るものだなと嬉しく思います。
エーテルでも春の新作が続々と登場していますが、本日はその中の一つであるコードバンの新色”イエローベージュ”の制作秘話をご紹介します。
「そもそもコードバンってどんな革?」と気になる方は、ぜひこちらのコラムもご覧ください。
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それでは、どうぞ最後までお楽しみください。
春を呼ぶ黄色い花々
「春は黄色い花からやってくる」という言葉をご存知でしょうか?
春”が”黄色い花”を”咲かせる、というわけではなく
春”を”黄色い花”が”連れてくる
というニュアンスなのが面白いですよね。
ロウバイ(蝋梅)、ミモザ、スイセン、菜の花…早春に咲く花々は、実際に黄色のものが多いのです。
黄色い花がたくさん咲いたら、春がくる。
気温や暦の移り変わりでそうするように、自然の情景で季節を捉えるというのもなんだかロマンチックで良いですよね。
季節を伝える色
春の新色を考える時、真っ先に浮かんだのは上記の「春を告げる色」イエロー。
「花が持つ美しさ」を大切にしている私たちエーテルにとって、色はとても大切な要素の一つです。
サクラ、ローズ、ダリアなど…花そのものにフォーカスしてカラーの開発を行うこともありますが、今回着目したのは”春”という季節そのものの色。
見た瞬間、心の底から春を感じるような色を作りたい。そんな思いから新色の開発に着手しました。
固定概念に縛られない自然の色
イエローはどうしても可愛らしく、幼いイメージになりがちな色。
コードバンという最高級の素材だからこそ、大人が持つにふさわしい上品なカラーに仕上げなくては。
そう考えたデザイナーは、イエローにほんの少しベージュのニュアンスをプラスすることで、白っぽい絶妙なカラーを作り上げました。
完成した新色”イエローベージュ”は、一斉に開花した花々や、その香りを颯爽と運ぶ風のよう。
甘さと爽やかさのバランスに、浮き足立つような春の訪れを感じます。
特定の花や季節の捉え方に縛られず、肌で感じる自然のイメージをそのまま表現した新色。エーテルの新たな試みから生まれたカラーを、ぜひご覧ください。
※かぶせ長財布と二つ折り財布(ファスナー)のイエローベージュは2月4日(金)発売となります。
更なる新色も開発中
コードバンは宝石のように美しく堅牢な革だから、その魅力をもっとたくさんの人に伝えたい。その一心でたくさんの色開発を続けてきました。
ありがたいことに最近、「エーテルのコードバンは、他にはない色が多くて素敵」というお声を頂戴します。
皆さまにもっと喜んでいただけるよう、更なる新色開発も絶賛進行中。製品をお見せできるのはもう少し先になりそうですが、こちらも楽しみにお待ちいただければ幸いです。
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