みなさん、こんにちは。
お日様が照るとポカポカ、木陰に入れば澄んだ風が吹く、過ごしやすい季節になりましたね。各地から紅葉の便りも届きはじめました。朝晩には冷える日も増えて何を着ていこうか？と迷ってしまいますが、この気温差が美しい秋の色をつくり出しています。
季節の移ろいが伝えてくれる、色や香り、繊細な美しさ。花や自然をモチーフにしている私たちエーテルは、そんな自然の変化からインスピレーションを得ています。今回は、私たちが見つけた小さな秋のお話です。みなさんの周りではどんな秋が見つかるでしょうか？
七色に変化する「野葡萄」
赤や黄色に色づく落葉樹の木の葉。可愛いカタチのどんぐりや松ぼっくり。ふらり目的を持たずに散歩をしていると、あちらこちらに小さな秋。子どもたちにとっても楽しい季節ですよね。
いつもとは違う路地を通り、河川敷や大きな公園へ足を伸ばすと違った景色が見えてきます。まるで宝探し。童心に帰って散策していたら、何とも不思議な色の実を見つけました。
緑や青、紫にピンク、お互いが溶け合って混じり合って、まるで絵の具で遊んでいるかのような自由な色の実。「野葡萄（ノブドウ）」という名前の植物なんです。ご存知の方も多いかもしれませんね。
ノブドウは、ブドウ科ノブドウ属のつる性の植物で、葉のカタチは葡萄や山葡萄とよく似ているものの食用ではありません。芸術的な色合いがとても美しいのですが、美味しそうではないですよね……。
ノブドウの実は、本来は白い色をしているのですが、実の中に寄生する虫によって青や紫に色が変わるのだとか。茶や黒ではなく、カラフルな色に変化するなんて、まさに自然の神秘。
物語に出てくる魔女がジュースにしていそうな色ですが毒性はないのだとか。ノブドウの実や葉、茎などを乾燥させたものは生薬として使われることもあるようです。
ノブドウの実をグラスに入れて飾ると、神秘的な色の宝石のようにも見えてきます。幼い頃ならば、きっと泥だんごに飾りつけてお砂場でケーキ屋さんごっこを楽しんだだろうな、なんて想像をしながらしばらく魅入ってしまいました。
秋には、この実のようなニュアンスのあるパープルがよく似合います。エーテルの「CREAクレア ライラックパープル」も、そのひとつ。緑や茶をベースに含んだ大人のニュアンスパープルが魅力的なアイテムです。
季節の装いに合わせて、雰囲気のあるファッションをぜひ楽しんでみてください。
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乙女心を思い出す花「コスモス」
秋の花と言えば「秋桜（コスモス）」。秋の季語でもあります。細い茎や葉、光が透けるような花びら。風にそよぐ姿はなんとも繊細で、群生していても儚いイメージのお花ですよね。
コスモスの花言葉は、『調和』、『乙女の純真』。
ピンク色：『乙女の純潔』
赤色：『乙女の愛情』
白色：『優美』『美麗』
黄・オレンジ色：『自然美』『野生的な美しさ』
乙女という言葉がまさにぴったり。澄んだ空と風に気持ちよさそうに揺らぐ様子を眺めていると、女の子たちの可愛いおしゃべりの声が聞こえてきそうです。
ノブドウに、コスモス。私たちが見つけた小さな秋の色はいかがでしたか？日暮れが早いせいか、空が澄んで高いせいか、秋は少し感傷的な気持ちにもなりますが、それゆえの「芸術の秋」なのかもしれません。
そうそう、久しぶりにお気に入りの本を開いたら、去年拾った落ち葉がひらり。本に挟んで押し葉にしていたことを思い出しました。読書の秋もいいですよね。
みなさんも、ぜひ季節の移ろいを楽しんでくださいね。小さな秋は、とっても身近にありますよ。
