みなさん、こんにちは。エーテルの清水です。
まるで冬が忘れ物を取りにきたような突然の寒さにサクラの開花が遅くなりましたが、この週末はようやく満開。お花見を楽しんだ方々も多くいらっしゃるでしょうか。
4月は彩りの季節。さまざまな花が咲き出します。本日は、そんな花たちの中から「スターチス」をご紹介します。スターチスは4月の誕生月の花。可憐に咲く小さな花がとってもキュートです。
毎月ご好評をいただいている、ブーケプレゼントもご用意しています。ぜひ、最後までお付き合いください。
4月の誕生花“スターチス”
新しい出会いに溢れる4月。わくわくする気持ちの一方で、落ち着かない時間を過ごされる方も多いかもしれません。4月の誕生月の花、スターチスの花言葉は『変わらぬ心』。変化の多い季節にこそお守りにしたいお花ですよね。
スターチスは、ヨーロッパや地中海の乾燥した地域が原産の花で、日本に入ってきたのは明治時代と言われています。カサカサっとしたユニークな質感の部分は、実はつぼみを保護する苞(ほう)で花ではありません。
スターチスは、カラフルな花紙のような苞の中に、とても小さな可愛らしい花を咲かせます。ふわふわのスカートで踊る妖精のようで、見つめているだけで絵本の中にいるようなメルヘンな気持ちにさせてくれます。
ピンクの花言葉は「永久不変」
エーテルでは、切花からお庭も手がける「ハナと枝」のフローリストみどりさんに素敵なお花をセレクトしていただいています。今回も、エーテルにぴったりのフェミニンでやさしい色のスターチスを届けてもらいました。
「可愛いサーモンピンクに黄色の花が咲く、エーテルにぴったりのスターチスがありますよ」とみどりさん。
生花としての日持ちもよく、ドライフラワーにしても色持ちがいいスターチス。小さな花、ふわふわの苞とふたつの表情が楽しめる魅力的なお花ですよね。
スターチスの花言葉は『変わらぬ心』『途絶えぬ記憶』。
また、色ごとの花言葉も素敵です。
紫の花は『しとやか』
ピンクの花は『永久不変』
黄色の花は『愛の喜び』『誠実』。
『remembrance(記憶)』『success(成功)』
という英語の花言葉も素敵です。
色褪せない、という魅力を持つスターチス。4月生まれのみなさんは、明るい春の日差しのように前向きな花言葉に守られています。変化の多い日々に疲れた時には、ぜひスターチスの花言葉を思い出してくださいね。
古代ギリシャでは薬草として使われていたというスターチス。お腹の調子が悪い時に用いられたようで、止めるという意味のギリシャ語「Statizo」からスターチスという名前がついたと言われています。
和名は「花浜匙(はなはまさじ)」。海岸の近くに咲く匙(さじ)のようなカタチの花(苞)という意味なのだとか。花の名前の由来には、さまざまな物語や名付けた人の視点やユーモアがあって、知るだけで楽しいですよね。
スターチスは、小さなお花が終わった後に紐で束ねて吊るしておくと10日から2週間程度でドライフラワーとして楽しめるようになります。扱いやすいお花ですから、お好きなボリュームや長さでバリエーションを変えてドライフラワーづくりを楽しんでみてくださいね。
誕生花のブーケをプレゼント!
この連載では、毎月の誕生花のミニブーケをプレゼントいたします!
「その時々、一番美しいお花をお届けします」とみどりさん。プレゼントのブーケは、お届けのタイミングで旬のお花を選んでいただきますので、スターチスの花の色や種類はお任せくださいね。
最後になりましたが、4月生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます!どうぞ素敵なお誕生日をお過ごしください。
※今月の応募キャンペーンは締め切らせていただきました。ご参加ありがとうございました。当選者の方には、ご記入いただいたメールアドレスに後日ご連絡させていただきます。メールフィルタをご利用されている場合は、[aet.jp]ドメインからのメールを受信できるように設定してください。
【スターチス】
英名:Statice, Limonium
分類:イソマツ科イソマツ属
原産地:ヨーロッパ、地中海沿岸
別名:チース、リモニウム、
和名:ハナハマサジ(花浜匙)、ニワハナビ(庭花火)
開花期:4月〜7月
誕生花:4/18、4/29、5/7、11/11、11/19
花もち:10日〜2週間